上の画像、左はAM専用パナソニックR-P30(以下パナソニック)、右はFMも聞けるソニーICF-51(以下ソニー)です。
パナソニックの方がソニーよりもスピーカーのサイズが大きいので、そのぶん音が良さそうにも見えますが、果たして…
このページでは、カタログでは分からない使い勝手を比較レビューします。
ズバリ結論から書きます。パナソニックは低音が酷く音割れします。
アナウンサーがニュースを読む、といった番組であれば特に問題無いのですが、音楽がかかると状況は一転し、まるで聞いていられない不快なレベルの歪んだ音になります。
「災害時などの非常用という事なら、音が歪んでも問題ないのではないか」という考えもあるかと思われますが、災害時の切羽詰まった状況で歪んだ不快な音を聞くと、精神的にやられる気がします。
災害時こそ良い音で情報を聞きたい、と私は思います。
「R-P30 音割れ」というキーで検索してみると、私と同じような感想を持った人が他にもいる事が分かります。
音質ではソニーが圧倒的に勝っていたのですが、値段ではパナソニックが圧倒的に安いです。
2500円程度のソニーに対し、パナソニックは1000円程度という価格で売られています。
これほど価格差があると、ある程度の音質差は当然かな、という気がしますね。
マンガン乾電池を使用しAM放送を受信した場合の連続使用時間、パナソニックは65時間、ソニーは22時間です。
3倍近い寿命差があるわけですが、パナソニックは単三電池×2本使用しているのに対し、ソニーは単四電池×2本であること、また、ソニーの方には同調ランプ(LED)がついている事、などが影響しているものと思われます。
なお、実際の使用時には数十時間連続でスイッチを入れっぱなしにするという事はほぼ無いでしょうから、実質的使用時間は上記数値よりも遙かに長いものと思われます(特にマンガン電池は休み休み使用する事で電圧がかなり回復するという特徴があります)。
ちなみに、イヤホン使用時にはスピーカー使用時の2倍以上に電池寿命が延びます。
ちなみに、上の画像の通り、両機種ともに電池蓋がラジオ本体にくっついていて、蓋を無くす心配がありません。
ちなみに、ソニーの白色ボディは日焼け(日光焼け)して黄ばみやすいので、黄ばみを避けたい場合は白色以外の色を選ぶと良いでしょう。
音質ももちろん大切な要素ですが、それ以外にはどんな点に注意してラジオを選べば良いか、まとめました。