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SIMフリー端末(GS03)に激安SIM(楽天LTE)を入れてスマホしてみた-後編-

前編-機種と通信業者を選ぶ-からの続きです。

2014/01/06

【目次】このページ内の行にジャンプします
▼楽天のSIMカードはこんな感じ
▼専用工具を使って、GS03にSIMカードを入れる
▼APN(アクセスポイント名)の設定
▼これで、ネットに繋がった
▼いわゆる「アンテナピクト問題」、「セルスタンバイ問題」について
▼貼って使える携帯ストラップの穴「GUM」を使い、「ポケットリング」をつけました
▼やっぱり着信通知LEDがあると便利
▼LINEの年齢認証問題(MVNOスマホだと年齢認証をパスできない)

楽天のSIMカードはこんな感じ

最初に佐川急便で届いた大きな封筒の中には、リーフレットが2冊入っていました。
片方は楽天のロゴ、そして、もう片方にはdocomoのロゴが記されています。

楽天SIM

docomoのリーフレットの方に、SIMカードが挟み込まれています。
楽天ブロードバンドLTEは、docomoの回線を使うMVNO(Mobile Virtual Network Operator)業者ですので、docomo提供のSIMカードを使うのですね。

専用工具を使って、GS03にSIMカードを入れる

SIMカードの出し入れは、必ず電源を切った状態で行います。

GS03には、SIMカードの出し入れに使う専用工具が同梱されています。
ピンセットのような小さな工具ですが、カード取り付け、カード取り外し、どちらの場合にも必要です。
専用工具を使ってカードを実際に出し入れする動画を作ってみましたのでどうぞ↓

カード挿入時には工具のお尻部分を使って奥へ押し込み、逆に、取り外す際にはカードのフチを工具でつまみ出す、という使い方。
ソケット部分が奥の方に位置している為、人間の指(爪)で出し入れするのは、ちょっと厳しい感じです。
もしも専用工具を無くしてしまったら、毛抜きやピンセット等でなんとか代用できるかも。

APN(アクセスポイント名)の設定

SIMカード挿入に成功したら、いよいよAPNの設定。
楽天のサポートページの手順に従います。

サポートページでは「APN」との表示になっていますが、GS03の画面では「アクセスポイント名」と表示されます。
この点にだけ留意しておけば大丈夫。
スマホ初心者の方でもきっと1人で出来ます。
念のために、APN設定画面への進み方動画を作ってみました↓

  1. ホーム画面(電源を入れたときの画面)で、
  2. メニューキー(本体左下にあるタッチボタン)にタッチして、
  3. 「システム設定」
  4. 「その他...」
  5. 「モバイルネットワーク」
  6. 「アクセスポイント名」
  7. これでAPNの画面に到達しました。
  8. ここでメニューキーをタッチすると、「新しいAPN」という項目が出てきます。
  9. あとは、各項目に入力するだけ。

GS03はLTEに対応していない端末ですので、APN名は“lte-mobile.jp”ではなく、“f1.mobile.ne.jp”の方を入力します。

これで、ネットに繋がった

ジャーン!

アンテナピクト

アンテナマークが表示されました!
これで、ドコモの電波が入るところならどこででも通信出来るようになりました!
アンテナマークの左に表示されている「H」は、HSPAで接続している印です。HSPAの電波がつかめない場合は、「H」ではなく「3G」が表示されます。

いわゆる「アンテナピクト問題」、「セルスタンバイ問題」について

MVNOのSIMカードを使った場合にありがちなトラブルであるアンテナピクト問題(アンテナのアイコンが表示されない)と、セルスタンバイ問題(勝手にアンテナサーチしまくって電池がどんどん消費されてしまう)についてですが、当ページで紹介しているGS03と楽天SIM(エントリープラス)という組み合わせでは、どちらの問題もおきません

…という感じ。何の問題もありません。正常に動作する事を確認し、ホッとしました。

ちなみに、下の画像は、電池の状況画面。

セルスタンバイ問題は起きていない

「スタンバイ状態」という項目は全体の5%しか電池を食っていません(セルスタンバイ問題がおきている場合は、この数値が異常に高くなるらしい)
そして、この項目をタップすると「使用状況の詳細」が出てきますが、「圏外時間」は「0%」です(セルスタンバイ問題がおきている場合は、「圏外時間」が「100%」と表示されるらしい)

問題なし。
動作確認できて、めでだしめでたしです。

貼って使える携帯ストラップの穴「GUM」を使い、「ポケットリング」をつけました

GUMを使ってストラップを取り付けた

GS03は、とにかく薄っぺらい端末ですので、持ちどころが無く、スルッと手から抜け落ちてしまう可能性があります。
実際、何度か怖い思いをしたので、ストラップをつける事にしました。
ところが、GS03本体にはストラップをつける穴はありません。
そこで、シール(強力両面テープ)で「穴」を取り付けるというユニークなアイデアの製品を買ってみました↓

取り付ける場所が問題で、GS03の裏面はゴム状の質感になっている為に、シールは張り付かないように思えます。
そこで、思い切って、画面の左上部分に取り付けてみました。
取り付け(貼り付け)は一発勝負ですので、場所がずれたり、斜めになってしまう事を防ぐためにピンセットを使うのがオススメです。
貼り付け後24時間は負荷をかけずにそっとしておく事が重要らしく、ぶつけたりひっぱたりしないようにします。
ギター用のクリップチューナー(軽く挟める)などで挟んで固定し、24時間放置しておくといいかも。

そして、ストラップはリング状のものを選びました。
指に引っかけておけば、落下防止になります↓

これで安心して使えるようになりました。

やっぱり着信通知LEDがあると便利

GS03は、HUAWEIロゴの上にLEDランプがついています。

LEDで不在着信を通知してくれる

LINEで誰かが自分にメッセージを送った場合、音と画面表示に加えて、LED点滅で通知してくれます。
iPhoneのLEDナシという割り切りもカッコイイと思いますが、やはり着信通知LEDがあると便利ですね。

LINEの年齢認証問題(MVNOスマホだと年齢認証をパスできない)

実際にしばらく使ってみて、かなり便利に使えているわけですが、ひとつだけ問題が。
LINEの年齢認証が出来ないのです。

LINEの設定項目に「docomoユーザー向け」という項目があり、ここでdocomoIDとパスワードの入力を求められます。
しかし、MVNO利用者にはdocomoIDは与えられていないので、ここから先に進めません。
すると何が困るかというと、「IDの検索」が出来なくなります。
つまり、私のIDを誰か知人に教えて、その人が私のIDをLINEで検索しても、私のIDが出てこないという事です。

MVNOスマホでLINEを使うと年齢認証で引っかかりID検索はできない

上の画像は、友だち追加画面で「ID検索」をタップしたところ。
年齢認証を求められますが、MVNO利用者はここから先に進めませんので18歳未満扱いとなり、ID検索機能が使えません。
すなわち、誰かにラインIDを教えてもらった場合にも、友だちになれません(笑)

というわけで、友だち追加は、電話帳連携か、QRコードの読み取りか、「ふるふる」を使うかの3パターンとなります。
では、遠くにいる人(ネット上の知人など)と友だちになるには、どうすればいいか。
そんなときには、QRコードのスクリーンショット画像をメールに添付するなどして相手に送って、読み取ってもらえば大丈夫です。

参考
青少年保護のため18歳未満のユーザーはLINE ID検索が利用できなくなります(順次適用中) : LINE公式ブログ

関連サイト
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【楽天ブロードバンドLTE】945円エントリープラスプラン 入会キャンペーンLTE(楽天公式サイト)
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