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布団乾燥機大手メーカーの機種を比較するページ
外が雨でも、黄砂が舞っていても、部屋の中でフトンを乾燥させられる布団乾燥機。
このページでは、日立、シャープ、パナソニック、三菱、象印、アイリスオーヤマ、これら大手メーカーの製品を分かりやすく比較。
各メーカーの傾向の違いと機種ごとの機能の違いがこの1ページで分かることを目指しました。
2016/05/31
【目次】このページ内の行にジャンプします
▼布団乾燥機とはそもそも何か。使い方と効果が分かる1分ちょっとの動画を作ってみました
▼日立のモデル(HFK-VH700/HFK-VH500/HFK-V300/HFK-SD21/HFK-SD11)について
▼シャープのモデル(DI-ED1S-W/DI-DD1S-W/DI-CD1S-W/DI-BD1S-W)について
▼パナソニックのモデル(FD-F06X1/FD-F06S1/FD-F06J6/FD-F06A6)について
▼三菱のモデル(AD-X80/AD-X70LS/AD-X50)について
▼象印のモデル(スマートドライRF-AB20/RF-AA20)について
▼アイリスオーヤマのモデル(カラリエFK-C1)について
▼リコール情報
▼フィルター交換をやってみました
布団乾燥機とはそもそも何か。使い方と効果が分かる1分ちょっとの動画を作ってみました
布団乾燥機とは、封筒状になっているマットを敷き布団と掛け布団との間に挟み込み、マット内に温風を送り込む事で、布団を乾燥させるというもの。
さらに、2013年にはマットを使わないモデルも登場しました。
日立のモデル(HFK-VH700/HFK-VH500/HFK-V300/HFK-SD21/HFK-SD11)について
日立のふとん乾燥機には『アッとドライ』という愛称がついています
縦置き横置き、どちらにも使えるスクエアデザイン
消費電力680Wと強力で、38分という短い時間で乾燥完了します。業界最速です
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HFK-VH700 |
HFK-VH500 |
HFK-V300 |
HFK-SD21 |
HFK-SD11 |
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2015年モデル |
2014年モデル |
2013年モデル |
ふとん乾燥
アタッチメント |
○
(延びる機能がついた
新型アタッチメント) |
○ |
○ |
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ふとん乾燥
マット |
- |
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○ |
○ |
ふとん暖め
マット (小型マット) |
- |
- |
- |
○ |
○ |
衣類乾燥
カバー |
-
(アタッチメントを
真上に向ける事で
衣類乾燥に対応) |
○ |
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○ |
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くつ乾燥
アタッチメント |
○ |
○ |
○ |
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日立のモデルに共通の特徴
- 乾燥時間は約38分と、かなり早いふとん乾燥一回分の電気代は約11.6円です
- 電気代を20%低減する「節電コース(低温コース)」が搭載されています
- 消費電力は680W
機種ごとの違い
- 2015年モデルと2014年モデルには、ふとん乾燥マットは付属せず、ふとん乾燥アタッチメントが付属します。マットよりも手軽にふとん乾燥が可能
- 2015年モデルには衣類乾燥カバーが付属しませんが、ふとん乾燥アタッチメントを真上に向ける事で、ハンガーにかかった衣類の乾燥に対応しています
- HFK-VH500/HFK-SD21には衣類乾燥カバー(幅70cm×奥行き45cm×高さ110cm)がついており、衣類乾燥が可能
- HFK-V300/HFK-SD11では衣類乾燥できません
- 2015年モデルと2014年モデルには、くつ乾燥アタッチメントが付属します
- 2015年モデルは、シャンパンゴールドとピンクゴールドの2色展開です。
- 2013年モデルには、「ふとん暖めマット」と呼ばれる小型マット(45cm×45cm)が付属し、ちょっとした暖めが手軽に行えます
関連リンク
シャープのモデル(DI-ED1S-W/DI-DD1S-W/DI-CD1S-W/DI-BD1S-W)について
ご自慢のプラズマクラスターイオンで脱臭する機能をひっさげて、シャープが布団乾燥機市場に参入しました
布団や靴といった局所的乾燥だけではなく、クローゼットや押し入れなどに対しての除菌・脱臭・乾燥効果も謳っている高級機です
2011年の参入以来、毎年秋に新モデルを投入しています
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DI-ED1S-W |
DI-DD1S-W |
DI-CD1S-W |
DI-BD1S-W |
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2015年モデル |
2014年モデル |
2013年モデル |
2012年モデル |
ふとん乾燥
マット |
○ |
○ |
○ |
○ |
衣類乾燥
カバー |
- |
- |
○ |
○ |
ワイド送風
アタッチメント |
○ |
○ |
- |
- |
シャープ製品に共通する特徴
- 高濃度プラズマクラスターイオンにより、除菌・脱臭・アレル物質の作用抑制などの効果があると謳っています
- 「スポット暖房機能」が搭載されています。部屋全体を暖めるほどの能力はないものの、トイレや脱衣所などで暖房機として使用可能
- 布団乾燥マットはWサイズ(175cm×116cm)
- ふとん乾燥時間は約60分ふとん乾燥一回分の電気代は約11円です
- 靴アタッチメントが付属します
- 消費電力は500W
機種ごとの違い
- 2015年モデルは、2014年モデルと中身が同じのマイナーチェンジモデルです。違いは、本体カラーと、操作ボタンやパネルの文字テキストの変更だけです(メーカーに問い合わせました)
- 2015年モデルと2014年モデルには、衣類乾燥カバーが付属しません。代わりに、「ワイド送風アタッチメント」が付属し、布団や衣類などの乾燥がマット無しで手軽に行えます
- 2013年モデルと2012年モデルには、衣類乾燥カバー(縦140cm×横100cm)が付属。約120分で乾燥可能衣類乾燥一回分の電気代は約22円です
- 2013年モデルからデザインが角形となり、残り時間の目安が表示されるようになりました
関連リンク
パナソニックのモデル(FD-F06X1/FD-F06S1/FD-F06J6/FD-F06A6)について
2015年夏、パナソニックもマット無しモデルを発表しました
従来型のマット有りモデルも引き続き販売継続されます
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ナノイー搭載
FD-F06X1 |
FD-F06S1 |
衣類乾燥カバー付き
FD-F06J6 |
ブルー |
ピンク |
FD-F06A6 |
2015年9月発売
マット無しモデル |
従来型
マット有りモデル |
2015年発売のマット無しモデルについて
- ノズルとホースとが一体化した「すぐぽかノズル」を搭載、「5秒でセット」と謳う。マットは付属しない
- 本体を含めたノズルの長さは約80cmと長め
- ノズルを向けることで、靴と小物衣類の乾燥も可能
- FD-F06X1のみ、ナノイーで枕のニオイ(頭皮臭)を脱臭する機能を備える
- 乾燥時間のめやすふとん乾燥一回分の電気代は標準モードの場合約12円です(1kWh=27円で計算)
- 消費電力445W
- 日本製です
従来型のマット有りモデルについて
- マットがWサイズ(180cm×117cm)である
- 靴を乾燥させる為のアタッチメントが付属する
- 取っ手部分の色が違います。FD-F06J6はモカ。FD-F06A6は2色展開(FD-F06A6-Aがブルー、FD-F06A6-Pがピンク)
- FD-F06J6のみ衣類乾燥カバー(幅64cm×奥行き38cm×高さ115cm)付属し、衣類乾燥可能(約120分)衣類乾燥一回分の電気代は約24円です
- 乾燥時間のめやすふとん乾燥一回分の電気代は、綿ふとんの場合約14円、羽毛羊毛ふとんの場合は約12円です
- 綿:約70分
- 羽毛・羊毛:約60分
- くつ(一足):30分〜60分
- 小物乾燥:約120分
- 消費電力540W
関連リンク
三菱のモデル(AD-X80/AD-X70LS/AD-X50)について
三菱は布団乾燥機を最初に作ったメーカー。現在、仕様の異なる3機種をラインナップしています
このページを作っている私も個人的に三菱のモデルを使っています
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AD-X80 |
AD-X70LS
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AD-X50 |
仕上がり温度
自動調整機能付き |
ブーツ乾燥用
アタッチメント付き |
- |
機種ごとの違い
- AD-X80のみ、部屋の温度を感知して布団乾燥の仕上げ温度を自動調整する機能付き
- ふとん乾燥時間のめやす
- AD-X80は約45分(標準コース時)ふとん乾燥一回分の電気代は約14円です
- AD-X70LS/AD-X50は約45分ふとん乾燥一回分の電気代は約12円です
- マットのサイズについて
- AD-X80のマットは、大型Wサイズ(210cm×205cm)です。さらに、枕用の小さなマットも付属します
- AD-X70LS/AD-X50のマットは、Wサイズ(180cm×120cm)です
- 衣類乾燥機能について
- AD-X80/AD-X50は小物乾燥(Tシャツ数枚程度)が可能
- AD-X70LSは、幅82cm×奥行42cmというかなり大きめの衣類ハンガー(ラックハンガー)をマット内に格納しての衣類乾燥が可能。乾燥時間は約120分衣類乾燥一回分の電気代は約32円です
- 靴を乾燥させる機能について
- AD-X70LSには3段階伸縮可能な“ブーツ乾燥アタッチメント”が付属し、かなり長いブーツでも乾燥可能。さらに、熱に弱い革靴やビニール靴の乾燥用に送風(冷風)モードも備える
- AD-X80/AD-W50にはアタッチメントは付属しないが、ホース先端部分が二股になっているので、スニーカーなどの乾燥は可能
- 消費電力について
- AD-X80の消費電力は680W
- AD-X70LS/AD-W50の消費電力は600W
関連リンク
象印のモデル(スマートドライRF-AB20/RF-AA20)について
マットとホースを使わない、新しいスタイルの布団乾燥機「スマートドライ」が象印から発売されました
二つ折り式の本体を開き、掛け布団と敷き布団の間に仕込むだけでセット完了というこのモデル、一部通販サイトでのみ2012年末から発売されていたのですが、2013年9月からは全国の家電量販店で販売されています
さらに2015年8月に新型が発売されました
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RF-AB20 |
RF-AA20 |
2015年モデル |
2013年モデル |
象印製品に共通する特徴
- 折りたたんだ時の本体サイズは、既存の他メーカーの布団乾燥機とほぼ同じ(28×13×35cm)
- ふとん乾燥標準コースは約60分ふとん乾燥一回分の電気代は約17円です
- 吹き出し口の角度を調節する事により、靴の乾燥や、ハンガーに掛かった衣類の乾燥にも対応します
機種ごとの違い
- 2015年モデルには「低温あたため」、「低温乾燥」、「送風仕上げ」の3コースが追加されました
- 2015年モデルにはダニの死がいや花粉などのアレルギー物質を抑制する「アレル物質抑制フィルター」が採用されています
- 2014年モデルは消費電力が715W(50Hz)/705W(60Hz)でしたが、2015年モデルは655W(50Hz)/645W(60Hz)となりました
関連リンク
アイリスオーヤマのモデル(カラリエFK-C1)について
2015年2月、アイリスオーヤマがマット無しタイプの新製品を発表しました
B4用紙に収まる超コンパクトサイズ
ピンクとホワイトの2色展開です
- 本体サイズは16×12.5×36cmと、かなり小さめ
- 靴アタッチメントが付属します(ブーツ乾燥にも対応)
- 消費電力は500w
- 4つの動作モードを備えてます
- 冬モード(60分):通常運転ふとん乾燥一回分の電気代は約11円です
- 夏モード(送風仕上げ、80分):布団を乾燥させた後に20分の送風運転で熱をさます
- あたためモード(20分):ちょっとした暖めに
- ダニモード(100分):約50℃以上の温風で100分間運転
関連リンク
リコール情報
日立が2010年から発売した
HFK-SD1、
HFK-SD2、
HFK-SD10、
HFK-SD20が、
本製品の電源コードを無理に曲げたり、引っ張ったり、ねじったりした状態で繰り返し使用された場合に電源コードのプラグ根元部の芯線が徐々に断線し、ごくまれに発火する場合があります。
なお、電源コードに無理な力が加わらない状態で使用されている場合は、上記事象が発生するおそれはございません。
との事で、改善品への無料交換の対象になっています。
詳しくは
をご覧下さい。
IZUMI(泉精器製作所)が2007年〜2008年に製造した布団乾燥機
FK-650が、
輸送や取り扱い時の衝撃を受ける事でモーターが起動せずに発煙に繋がる可能性がある
という事で無料点検または無料交換の対象になっています。
詳しくは
をご覧ください。
フィルター交換をやってみました
三菱電機公式サイトのFAQページを見ると、
フィルターは必ず取り付けてください。
外したまま運転すると空気中のホコリが内部に入り、故障の原因になります。
三菱ふとん乾燥機 全機種対応のフィルターAD-F3をお求め下さい。
という記述が。
フィルター無しで運転したり、古いフィルターをそのまま使っていたりすると、ホコリが乾燥機内部に入り込んで故障したりする可能性があるようです。
…というわけで、はじめてのフィルター交換に挑戦してみました。
このAD-F3、三菱が出している唯一の別売りフィルターであり、同社のフトン乾燥機全機種に適合するようです。
サイズは205mm×140mm、利用者各自が自分でカットして使うというもの。
正式な商品名は「柿カテキン添着アレルゲン吸着分解フィルター」、アレルゲンである花粉やダニの死骸を吸着・分解する、と謳っています。
ビニール袋にフィルターが一枚入っているだけの、簡易包装パッケージです。
古いフィルターをあてがってみたところ。
なんと、2枚分切り取れることが分かりました!
既存のフィルターと同じ形状になるよう、ハサミで切ります。
こんな感じにセットして、フトン乾燥機に元通り装着します。
今までは古いフィルターを騙し騙し使ってきたのですが、今回こうしてフィルターを新品に交換したことで、安心してフトン乾燥が出来るようになりました。
- 関連リンク:
- ふとん乾燥機の選び方ポイント(All About)
- 布団乾燥機のランキング(1時間ごとに更新)amazon.co.jpより