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意外と多くの要素があった「テーブルタップ」の選び方

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スイッチ付きの電源タップを2種類入手したので、簡単なレビューページを作ってみる事にしました。
購入前には気づかなかったいくつかのポイントをまとめましたので、どうぞ参考にしてください。

2017/09/15

【目次】このページ内の行にジャンプします
▼今回購入したのはこの2種類
▼エレコムのT-E6A-2410WH
▼パナソニックのWHS2514WP(ザ・タップZ)
▼「ACアダプター対応」とは何の事なのか
▼コンセント差し込み口の間隔がどの程度あるか
▼サイズの違い
▼電源スイッチは発光タイプがいいか、発光しない方がいいか
▼プラグ部分の精度について
▼まとめ

今回購入したのはこの2種類

今回購入したものがこちら。

今回購入した2つのテーブルタップ

とりあえず4口タイプ(機器が4つ差し込める)なら何でもいいやと、あまり深く考える事なく購入しました。
購入した時点では、テーブルタップ選びに多くの要素がある事を知らなかったのです。

エレコムのT-E6A-2410WH

まずはエレコムT-E6A-2410WH
エレコム公式サイトの商品ページはこちら
中国製です。
全ての画像はクリックで拡大します。

エレコムのパッケージ正面 エレコムのパッケージ裏面 エレコムのパッケージ台紙の取扱説明書

【画像1】パッケージ正面。4つ口です。差し込み口にホコリ防止シャッターが付いていると謳っています。
【画像2】裏面。ACアダプター対応とのこと。
【画像3】パッケージの台紙が取説になっていました。

エレコム-アングル1 エレコム-アングル2 エレコム-アングル3 エレコム-アングル4

【画像4】4つの差込口に対応したスイッチがついています。
(上部に凹んだ部分がありますが、この部分に一括でon-off操作ができるスイッチが付いたモデルT-E7A-2420WH(エレコム公式サイト)もあるようです)
【画像5】スイッチの部分は斜めになっています。
【画像6】裏面にはねじを引っかける穴が2つ(間隔は196mm)あり、壁掛けが可能です。
【画像7】この面には何もありません。

パナソニックのWHS2514WP(ザ・タップZ)

続いて、パナソニックWHS2514WP(ザ・タップZ)
パナソニック公式サイトの商品ページはこちら
日本製です。

パナソニックのパッケージ正面 パナソニックのパッケージ裏面 パナソニックのパッケージ台紙の取扱説明書

【画像8】こちらも4つ口のタイプ。
【画像9】「ACアダプターを使用する場合は対応製品をお勧めします」との注意書きが。つまりこの製品はACアダプター非対応です。
(ACアダプターに対応するタイプはWHS25249WP(パナソニック公式サイト)です。)
【画像10】パッケージの台紙がやはり取説になっていました。

パナソニック-アングル1 パナソニック-アングル2 パナソニック-アングル3 パナソニック-アングル4

【画像11】四角い部分がスイッチです。
【画像12】横面に差し込み口があります。ホコリが入る可能性が低いためか、シャッターは付いていません。
【画像13】裏面。ねじを引っかける穴はありません。
【画像14】この面には何もありません。

特に深く考えること無く購入した2つのテーブルタップですが、意外と多くの違いがある事が分かりました。
最大の違いは、「ACアダプターに対応しているかどうか」という点でした。

「ACアダプター対応」とは何の事なのか

パッケージの裏面を見ると、エレコムT-E6A-2410にはACアダプターに対応しているとの記述があります。
一方、パナソニックWHS2514WPはACアダプターに対応していないようです。

では、具体的に「ACアダプター対応」とは、何を意味しているのでしょうか。

エレコムにACアダプターを挿した

【画像15】エレコムT-E6A-2410にACアダプターを差し込んだところ。
スイッチが斜めになっているために干渉しづらく、やや大型のACアダプターを差している場合でもスイッチ操作が可能です。

続いて、パナソニックWHS2514WPにACアダプターを差したのが下の画像。

パナソニックにACアダプターを挿した

【画像16】ACアダプターの厚みによって、電源タップの片側が浮き上がってしまいました
この状態でスイッチを操作するとプラグが抜けてしまいそう。
ACアダプター非対応とは、こういう事だったようです。

今回は比較的小さなACアダプターを差し込みましたが、大型のACアダプターを使った場合には、隣の差し込み口を塞いでしまう可能性も
そこで気になるのは、隣の差し込み口との距離です。

コンセント差し込み口の間隔がどの程度あるか

下の画像は、2つの電源タップの差し込み口を並べてみたもの。

射しこみ口の距離

【画像17】よく見ると、下のエレコムT-E6A-2410の方は、差し込み口が一カ所だけ離れて配置されています。
大型のACアダプターは離れた場所に差し込めば、隣の差し込み口を塞いでしまう心配はありません。

サイズの違い

2つのタップを並べたところ。

サイズ比較 厚みの比較

【画像18】【画像19】ACアダプター対応のエレコムT-E6A-2410WHは縦、横、奥行きのすべてが大きめです。
ACアダプター対応を謳う電源タップはサイズが大きくなってしまうというデメリットを併せ持っているようです。

電源スイッチは発光タイプがいいか、発光しない方がいいか

下のGIFは、エレコムT-E6A-2410WHのスイッチを操作しているところ。

エレコムのスイッチ操作

ONにするとオレンジ色のランプが点灯し、OFFになると消灯。
わかりやすいですね。

一方、下のGIFはパナソニックWHS2514WPのスイッチ。

パナソニックのスイッチ操作

小さな赤い点があればON、無ければOFFです。
ボタンの中央をやや強めに押す必要があり、端を押すと反応しない場合があります。
光りませんので、暗い部屋ではスイッチが確認できません
赤い点のサイズは2.5mm四方ですので、視力が悪い方(老眼や近視の方)は、確認が難しいと思われます。
しかしランプと違って電気を全く消費しないというメリットがあります。

2台のテーブルタップを並べて消灯したのが下の【画像20】。
寝室で使う場合には発光タイプはそれなりに眩しいですので、注意したいところです。

消灯時にどう見えるか

プラグ部分の精度について

下の【画像21】は、2つの電源タップのプラグを並べてみたもの。

プラグ部分の比較

左のプラグはパナソニックWHS2514WPで、握りやすいようにくびれがついています。
プラグの差し込み部分が首振りしますが、剛性感のある作りになっており、安心感があります。
日本製です。

右がエレコムT-E6A-2410WHです。
くびれはついていません。
プラグの首振り部分を触ると分かるのですが、やや立て付けが悪く精度が甘い感じがします。
中国製です。

まとめ

ありふれた機器であるテーブルタップですが、異なる製品を比較した事で意外といろんな要素がある事が分かりました。 
検討したい要素は以下の通りです。

大型のACアダプターを使う場合はACアダプター対応を謳う製品を選ぶ方が良いですが、スマホの充電に使うような小さなACアダプターを使う場合にはACアダプター非対応の電源タップでもほぼ問題ないと感じます。
ACアダプター対応のタップは大型になってしまい、値段も高めです。


ACアダプター対応
ELECOM
T-E6A-2410WH
ACアダプター非対応
Panasonic
WHS2514WP
(ザ・タップZ)
ACアダプター対応
Panasonic
WHS25249WP
(ザ・タップZ)

このページで紹介したものは、左のエレコムと、真ん中のパナソニックです。
右は、パナソニックの「ACアダプター対応版」の製品。やや大判で、斜めから差し込むタイプ。

関連リンク
ほこり防止シャッター付 省エネタップ - T-E6A-2410WH(ELECOM公式サイト)
ザ・タップZ(4コ口)(1m)(ホワイト) WHS2514WP 商品概要(Panasonic公式サイト)
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最後まで読んでくださってありがとうございます。

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