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アイリスオーヤマのサーキュレーター2機種を比較レビュー

小型扇風機サーキュレーター

かわいらしいサイズ&コミカルなデザインの、アイリスオーヤマ製サーキュレーター。
その2モデルを実際に使用し、使い心地を比較してみました。
どうぞ参考にして下さい。

2017/03/03

【目次】このページ内の行にジャンプします
▼まずはアイリスオーヤマの製品ラインナップについて
▼サイズと形状について
▼PCF-HD15(横に首振りするベーシックモデル)をレビュー
▼PCF-C15T(縦にも首振りする最上級モデル)をレビュー
▼掃除について(分解清掃が可能です)
▼どんなふうに首振りするのか、動画で撮影してみました
▼まとめ

まずはアイリスオーヤマの製品ラインナップについて

アイリスオーヤマ社のサーキュレーターですが、8畳用、14畳用、20畳用と幅広くラインナップされています。
8畳用は、下表の5モデル。
※5モデル全て2017年3月時点での現行モデルです。メーカーのサーキュレーターのページはこちら(アイリスオーヤマ公式サイト)。

PCF-HD15N PCF-HD15 PCF-M15 PCF-C15 PCF-C15T
ホワイト/ブラック ホワイト/ブラック グレー/
ピンク/ブルー
ホワイト ホワイト
首振りしない 左右に首振り 左右に首振り 左右に首振り 上下左右に首振り
- - - タイマー・リズム風
リモコン付き
タイマー・リズム風
リモコン付き

このうち、本ページがレビューするのは以下の2モデルです。

2台を並べてみた

PCF-HD15
左右に首振りするモデル。
操作はダイヤルをひねる方式で、リモコンやタイマーはありません。
ホワイト(PCF-HD15-W)とブラック(PCF-HD15-B)の2色展開。
PCF-C15T
左右だけでなく上下にも首振りするモデル。
操作は電子ボタン方式で、小型リモコンが付属。
タイマーやリズム風の機能がついています。
カラーはホワイトのみ。

サイズと形状について

かなり小型です。
平均的身長の男性(私です)が製品を持ってみた画像がこちら。

手に持ってみたところ

サイズ感がおわかり頂けるでしょうか?
正面から見ると、両者のサイズの違いはさほど感じられません。
羽の大きさも同じです(15cm)。

しかし、横から見比べると、だいぶ印象が変わります。

真横から見比べる

平べったいPCF-HD15に対し、PCF-C15Tは球体に近い形状で奥行きがあります。
ちなみに、上表の現行5モデルのうち、PCF-HD15NとPCF-HD15は平べったいタイプ、PCF-M15とPCF-C15とPCF-C15Tは球状タイプとなります。
平べったいタイプは90度真上に送風する事ができますが、球状タイプは75度までとなります(詳細は以下で)。

ここからは、各モデルの詳しいレビューです。

PCF-HD15(横に首振りするベーシックモデル)をレビュー

PCF-HD15の首振りの様子をGIFアニメにしてみました。

HD15の横首振り

左右それぞれに約45度首振りします。
土台の部分が二段になっており、上段が動く仕掛け。
首振り専用のモーターが内蔵されているようで、風量が「静音」でも「強」でも、首振り速度は一定です。

HD15の縦首振り(手動)

縦方向への首振りはありませんが、手動で角度を変えられます。
約22度刻みで、6段階(マイナス20度から真上まで)の角度調節が可能。
20度下に向けての送風が可能ですので、やや高いところに設置して、下方向に向けるという使い方も。
また、真上を向けた状態で洗濯物の下に設置しておけば、最小限のスペースで室内干しの洗濯物を乾かす事ができます。
「カチッカチッ」と明確なクリック感があり、ジョイント部分の耐久性は問題なさそうです。

操作ダイヤル

操作はシンプルなダイヤル式なのでお年寄りも操作可能です。
風量は「静音」「中」「強」の3段階。
「静音」「中」「強」のどの段階でも、風がPCF-C15Tよりも1割〜2割ほど強いと感じました(そのぶん音も大きい)。
静音と言えるのかどうか、やや微妙なところ。

PCF-C15T(縦にも首振りする最上級モデル)をレビュー

続いて、最上級モデルPCF-C15Tの首振りです。
左右・上下に動きますが、まずは左右から。

c15tの横首振り

左右方向へは、左右それぞれに約45度首振りします。
本機も風量に関わらず首振り速度は一定です。

土台の中央を示すマーク

本機は土台がまん丸なので、どこが首振りの正面なのか分かりづらいですが、実は土台の正面に三角▽のマークが入っており、ここを起点に右45度・左45度の動きとなります。

そして、お待ちかねの縦方向への動きがこちら。

c15tの縦首振り

水平(0度)から約75度までの範囲で、縦に首振りします。
未来を感じますね。
なお、上下と左右の首振りタイミングが一致してしまわないよう、上下の首振りは20秒ごとに一旦停止します(左右・上下の首振りを同時に使った場合)。

c15tの操作パネル

本体の操作パネル。
全ての操作はボタンで行います。
風量は「静音」「中」「強」の3段階。
PCF-C15Tの「静音」は本当に静かで動作音が聞こえないほどですが、その分、PCF-HD15の「静音」モードより風量が少ないと感じました。
「中」と「強」では羽が風を切る音を感じます。
風量表示ランプの右に見える「リズム」とは、自然の風っぽく強弱の変化をつけた「リズムモード」のこと。
その隣の「強制かくはんモード」とは、風量「強」での上下左右首振り運転を5分間行い、その後は風量「静音」での上下左右の首振り運転に移行するというもの。

手のひらに隠れてしまう位の小さなリモコンが付属します。

付属のリモコン

リモコンから全ての操作が可能です。
離れたところから首振りを操作して、風を自分の方向に向けられるというのは、やはり便利です。

掃除について(分解清掃が可能です)

クリーニングの為に分解

どちらのモデルも、はめ込み式の爪(4カ所)を外すだけで、外枠を外す事ができます。
工具は一切不要です。
なお、これ以上の分解はできず、羽根を取り外す事はできません。

hd15のモーター周辺

PCF-HD15のモーター付近はシンプルな作り。
掃除がしやすそうですね。

c15tのモーター周辺

PCF-C15Tは縦方向の首振りメカが内蔵されているため、やや複雑に入り組んでいます。

どんなふうに首振りするのか、動画で撮影してみました

左がPCF-HD15、右がPCF-C15Tです。
両機とも、首ふり動作は非常にスムーズです。
動画の15秒あたりで、PCF-C15Tの縦方向への首振りが一時停止し、直後に向きを変えて首振りを再開している場面があります。
これは、先述の、左右への首振りとシンクロしてしまわないようにするための機構です。

まとめ

さて、本ページで紹介した製品は、いわゆる「サーキュレーター」でり、「扇風機」ではありません。
そのため、「扇風機として使えるのだろうか?」と、買う前は考えていましたが、問題なく使える事が分かりました。
省スペースの小型扇風機が欲しい方に、普通におすすめです。
とりわけ、縦にも首振りするPCF-C15Tは、ゲゲゲの鬼太郎の「目玉おやじ」みたいな見かけでユーモラスで可愛らしいので、ぜひ一度実物をチェックしてみてください。


このページでレビューしたモデル
PCF-HD15 PCF-C15T
ホワイト/ブラック ホワイト
左右に首振り 上下左右に首振り
- タイマー・リズム風
リモコン付き
関連リンク
サーキュレーター(アイリスオーヤマ公式サイト)
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最後まで読んでくださってありがとうございます。

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