2011年の5月に発売されたオートフォーカス機能付きwebカメラ、LOGICOOL HDウェブカム C525(アマゾン)。
およそ3000円で買えてしまうこのHD720p対応webカメラのレビューをお届けします。
全ての画像はクリックで拡大します。
カメラ本体部分と、それに付随する2枚の台座パーツ。
この3ピース構造によって、PCディスプレイ上部にセットした時の安定性と折りたたみ時の可搬性とを両立させているわけです。
関節(ジョイント)機構が複数あるわけですが、以降、各関節の役割について簡単に説明していきます。
まずは1つめの関節。
この関節が、カメラの上下方向への首振り動作を担当します。
また、折りたたみ時にレンズ部分をカバーする事が出来るのもこの関節のおかげです。
設置する場所(PCディスプレイ)の厚みによって、この関節の角度を変えます。
なお、パーツの要所要所にゴムが貼られており、滑りづらくなっています。
回転ジョイント。
カメラの左右方向への首振り動作を担当する関節です。
完全に一回転させる事が可能。
コード込みで93グラムです。
コードにはベルクロ(マジックテープ)がついており、簡単に束ねる事が出来ます。
なお、コードの長さは1.8メートルです。
パッケージの台紙にガッチリと填め込まれているカメラを壊さないように取り外す作業は、かなり面倒です。
この台紙、かなり強度がある紙で作られており、無理してwebカメラを外そうとするとwebカメラの方が壊れてしまうのではないかと感じます。
腕力で無理矢理に剥ぎ取ろうとせず、キッチンばさみのような強度のあるハサミで台紙裏側の要所要所を切ってからばらす事をオススメします。
このときに、ハサミで製品(コードも含む)に傷をつけないよう充分ご注意を。
フォーカス(ピント)、露出、ゲイン、ホワイトバランスの自動調節機能がありますが、マニュアル操作も可能です。
ホワイトバランスの活用として、例えば、部屋に蛍光灯をともした状態でホワイトバランスを自動調節し、そのつまみ位置のままで部屋の灯りを電球に切り替えると、電球らしい暖かみのある画を演出する事ができます。
その他の、ユーザーが操作出来る主なカメラ設定は以下の通り。
上述したカメラ設定コントロール機能に加えて、もちろん静止画撮影や動画撮影、また、カメラで捉えた自分の顔をアバター化したり、エフェクト加工を加える機能なども備わっています。
防犯カメラ的な使い方が出来る動体検知機能まで入っているのが面白いところ。
さらに、Logicool Vid HDというスカイプ的なソフトも付属しているのですが、このソフト、PCの起動と同時に起動してしまう初期設定になっています。
かなりメモリーを食うので、私は同時起動設定を解除しています。
解除の仕方は、まずPC画面右下で常駐している←このアイコンを右クリックし、設定→アプリケーションとデバイスの設定→詳細設定に進み、「コンピュータの起動時にLogicool Vid HDも起動する」のチェックを外します(上の画像)。
フォーカスの凄さと、ホワイトバランスの調整について、その威力が分かる動画を作ってみました。
私の部屋(照明は60W電球一灯のみ)で撮影した動画です。
冒頭の超クローズアップ映像は、ギターまでの距離わずか数センチ。
ちょっとしたホコリも映ってしまうくらいまで近づくことができます。
ギターの弦が振動している様子がよく分かりますね。
そして動画後半では、ホワイトバランスの調整つまみをいじっています。
部屋の照明は電球ですが、ホワイトバランスをいじる事によって、まるで蛍光灯の部屋みたいな感じの画になります。
YouTubeで“Logitech webcam c525”などのキーワードで検索すると、世界中の人がアップロードしたC525のテスト動画を見つける事が出来ます。
いろんな動画を見て、c525の画質の良さを体感してみてください。
ちなみに、ニコニコ動画で“c525”で検索してもテスト動画が見つかりますが、ニコニコ動画の場合はアップロード時に画質が落ちてしまいますので、あまり参考にならないかも知れません。ニコニコ生放送の場合も同様です。
画質の良さ、マニュアル操作でいろいろ画をいじれる楽しさ、そして、なんといってもオートフォーカス機能。
およそ3000円という値段でこんな高スペックのwebカメラが買えてしまうなんて、すごい時代ですね。文句なく買いであると言えます。
ロジクール c525 |